社会福祉士会とは、社会福祉の援助を必要とする人々の権利を擁護するために、研修等を通じて社会福祉士の専門性を高め、また社会福祉に関する知識の普及・啓発を行う専門職団体です。
群馬県社会福祉士会は平成4年5月16日に、全国で3つ目の都道府県社会福祉士会として、県内の社会福祉士18名によって設立されました。
社会福祉士会とは、社会福祉の援助を必要とする人々の権利を擁護するために、研修等を通じて社会福祉士の専門性を高め、また社会福祉に関する知識の普及・啓発を行う専門職団体です。
群馬県社会福祉士会は平成4年5月16日に、全国で3つ目の都道府県社会福祉士会として、県内の社会福祉士18名によって設立されました。
新任会長としての抱負
群馬県社会福祉士会 会長 新木惠一
滝澤前会長の理事任期終了に伴い、6月16日の定時社員総会・理事会において会長に就任することとなりました。600名を超える職能団体の代表として自分に出来ることは何かを考えると、正直なところ不安が無いといったらウソになります。しかし、そんな甘い感傷に浸っている時ではないのが社会福祉士を取り巻く現在の環境であると思っています。
少子・高齢化の大波は我が国の社会福祉を根幹から揺さぶり、確実に格差社会の振幅は拡がっています。「問題解決アプローチ」を提唱したパールマン(Perlman.H)は、今から60年ほど前に「ケースワークは死んだ(Casework is Dead)」という論文を発表しています。この論文は、混乱するアメリカ社会にあってケースワークの存在意義を問い直そうとしたものであり、社会問題の解決へ向けてケースワーカーの積極的な社会的活動への期待を込めたものであると理解しています。この状況は、先の見えない現在の我が国の社会情勢に通ずるところがあります。
例えば、未来を担う児童の権利は? 障害者・高齢者の権利擁護は? 社会的マイノリティーの方々への支援は? など課題は山積しています。これからの会活動はそうしたことに着実に取り組むため、研修の充実による社会福祉士自らの資質向上、委員会活動・地区活動の活性化や会員組織率の向上を図っていきたいと考えています。
幸いにも、やる気のあるベテランと若手がバランスよく役員に就任したこともあり、お互い切磋琢磨して会活動の活性化に取り組んでまいります。